『ミヨリの森』と小田ひで次 [漫画の棚]
アニメになる、ときいてから、いったいどんな風になるのか、
と思っていましたが、単発でしたね。
でも、随分豪華なキャストで、主題歌も元ちとせ。
フジテレビは力をいれましたね。
私は仕事でリアルタイムでみられず、録画したものを
後からゆっくりみたいと思っていますが、
小田ひで次氏の作品は、ストーリーもそうだけど、
その独特な絵柄にあります。これはアニメになってしまうと
ちょっと分からなくなってしまうので、是非原作も眺めてみて欲しいです。
ミヨリの森は、NHKのラジオドラマにもなりましたし、
注目された作品ですが、他にも『クーの世界』、その続編にあたる、『夢の空地』、
『拡散』(全2巻)、また、『コミック☆星新一午後の恐竜』でも一編担当しています。
茶木ひろみ、復活。 [漫画の棚]
遅くなりましたが、
茶木ひろみさんの最新刊、皆さんお買いになりました?
復刊ドットコムにて、
票を集め見事ブッキングより出版された本作は、
先日まで公開されていた、公式HPの茶木風ミステリーカフェで
ダウンロード販売されていた、『銀の鬼』の続編+αの内容となっています。
私も、僭越ながら、投票させていただいた一人なので、
自宅に届いた本は茶木さんのサイン付きでした。
ピアノ教室で『銀の鬼』を読んでいた頃は、
まさかこういう形で茶木さんのサイン本を手にすることになるとは
思っていなかったなぁ。
『ニコイチ』 [漫画の棚]
最近、3巻目が出ました。
人に推してるマンガだ、と勧められたため、
読んでみました。
『ハレグゥ』とか『アストロベリー』とか、後は秋田書店でも
作品描いてますね、金田一さん。
この作品も、表紙みただけじゃ、よく内容がわからんのですが、
意外や意外、なかなかおもろかったなぁ。
ニコイチ、という言葉自体の意味をよく知らなかったので、
そういうことになったのですが、いろんな個体からの部品の寄せ集めで、
一つのものを修理して仕上げるような意味なんですな。
そう理解したら、このタイトルもなるほろ~と思えてきます。
以下、内容に触れます。
『少女奇談まこら』 [漫画の棚]
先月から、リイド社発の少年誌『少年ファング』のコミックスが
刊行開始となりました。
色々出てますが、表紙を見て、おおぅ?と思い、買ったのが、
『少女奇談まこら』です。
○お父さんが妖怪でお母さんが人間。
○敵か味方か分からないポジションにいる男がねずみ。
○仲間に、一反木綿的なやつにぬりかべみたいな奴。
○敵か味方か分からないポジションに猫娘的な奴。
○左目がお父さんの目。
という設定等、なんだか、鬼太郎へのオマージュか?と思わせ、
それを合わせて読んでも、それを抜きにして読んでもなかなかおもしろいです。
一緒に住んでいたお母さんがいなくなっちゃったので、
お母さん探しが当面の目的のようですが、
絵柄も独特だし、本誌を知らなくても、
気になったら、読んでみてはいかがでしょう。
2008年の追記。
連載誌の少年ファングは、ちょうど1年、2007年の7月で休刊しちゃいました。
コメント欄にもあるとおり、他のところから、続きの巻がでている作品もありますが、
まこらは、2巻どまり。残念ですね。講談社のミチャオとかネット連載でもよいから、
どこかでやらないものでしょうか。
『鈴木先生』1巻 [漫画の棚]
いやぁ~、久しぶりに、あ~これは、ちゃんと印税を作者に届けなければ、
と思った作品です。定価で買う価値が十分にある、と思いました。
扱っている問題は非常にデリケートで、重いと感じることもあり。
しかしながらきっと誰もが学生生活の中で、
感じたことがある何かが、描かれているように思います。
●しつけよく育って普段は問題など起こさない男子生徒が、
何故、給食時間中に騒ぎ出したのか?--『げりみそ』
●給食の不人気メニューをなくす、なくさない、この問題に隠された、
重要な意味は--『酢豚』
●中学生と小学生の交際について、そして性問題について、
何がよくて何がいけないのか?その答をどう出したのか。--『教育的指導』
『もやしもん』、どんなもん? [漫画の棚]
最近、オススメの漫画がこれです。
この『もやしもん』、1巻が出た時に、いったいどんな話?と思っていました。
ずっと気になっていたので、先日読み始めたところ、これがかなり面白いのです。
『もやしもん』というからには、なにかもやしと関係があるのか、
1巻の表紙からはそれ以上何も想像できませんでしたが、
農大を舞台に、菌類が何故か見えてしまう新入生の主人公やその幼なじみ、
変な大学教授に院生、その他変わった学生数人を中心に繰り広げられるお話でした。
山口美由紀 [漫画の棚]
山口美由紀の久しぶりの新刊がでました。
私には、コミックまで買ってしまう漫画家と、雑誌で読んで終わりの漫画家がいましたが、
山口美由紀氏は、前者に入る漫画家さんです。
『花とゆめ』や『LaLa』はものごころつく前からおそらく親が読んでいて、
ものごころついたら、たぶん記憶になくとも読んでいたと思われます。
ということで、白泉社で活躍している漫画家さんなのですが、
ものすごく好きになったのは『フィーメンニンは謳う』辺りから。
ミルッヒの応募者全員プレゼントのトランプはまだ何処かにあるはず。
シルヴィが好きだったし、ダークサイドに位置づけられた二人も憎みきれない。
『タッジー・マッジー』では、シルヴィにスポットライトが当たっておぉーと思ったし、
これも早く漫画文庫になって世の人々にまた読んでもらいたい。
とにかく、ファンタジー系のお話がとっても素敵だった。
何より、このころから絵がバリバリ上手で素敵なのだ。
とにかく、男の子がかっこいーのです。
ついでに、星☆新一トリビュート。 [漫画の棚]
ブラック・ジャックのトリビュートの話題ついでに、
秋田書店刊でオススメのトリビュート作品が、数年前にでた、
以下の星新一ものです。
中学時代、読んでいる文庫といえば、星新一でした。
M氏とか「~氏」がつく作品が特に好きでした。
だから、そういう星新一好きの心をくすぐる作品として、とてもよいです。
できれば、今後もまだまだ続けていっていただきたいです、秋田書店御中。
……で、原作と合わせて読みたい、というとき、
以下の文庫本にだいたいの作品が載っています。
『ボッコちゃん』が一番まとめて載っているかなぁ、と思います。
ブラック・ジャック、トリビュート! [漫画の棚]
昨日、秋田書店から、一気にブラック・ジャックのトリビュート本が発売されました。
主に秋田書店で活躍している漫画家を中心に描かれていた、トリビュート作品が、
やっと単行本になりました。
『おせん』のきくち正太、『恋愛ジャンキー』の葉月京、『ななか6/17』の八神健、
『惨劇館』の御茶漬海苔、やまだないと、高口里純、立原あゆみ……等々、
名の知れた漫画家を中心に沢山のブラック・ジャックを
楽しむことができます。
ファン、必見!
私のカエル様 全2巻 [漫画の棚]
現在は、漫画雑誌を購読することがなくなっている私ですが、
昔はかなりの量の漫画雑誌を読んでいました。
実家では、母や妹が今でもLaLaや花とゆめやマーガレットやネムキ……と
いろんなモノを読んでいるようです。
中学時代、調度スラムダンクが1,2冊単行本になっていた頃から、
ジャンプを読むようになりました。
高校時代、同じクラスの友人が、朝ジャンプを買ってきて、
私がそれを100円で買い受ける、という割り勘形式で読んでいました。
たぶんどうしても読みたい、と思わせる作品がなくなったのか、
理由が思い出せないけれど、大学2年くらいで読まなくなったと記憶しています。
ジャンプにちょこっと載る漫画の中で、気に入ったなぁと思うと、すぐ終わってしまう
そんなことが結構多い私ですが、最初にちょこっと載って面白そうだと思った、ワンピースは
おお化けしたし(でも現行のシリーズは1回も読んでない)、
同じく、最初に読み切りか何かで載ったるろうに剣心も、大流行。
中にはそうやって日本の漫画界に功績を残す作品ももちろんありました。
で、今回は、すぐ終わってしまった方のお話。
タイトルは『私のカエル様』。
読み切りっぽく載ったのを読んで面白そうだと思ったら、
連載になったけど、すぐ終わってしまった作品。
本当は作者的にはもっと広げたかったのではないか、と思いましたが、
ジャンプだからしょうがないのかな、と。