『もやしもん』、どんなもん? [漫画の棚]
最近、オススメの漫画がこれです。
この『もやしもん』、1巻が出た時に、いったいどんな話?と思っていました。
ずっと気になっていたので、先日読み始めたところ、これがかなり面白いのです。
『もやしもん』というからには、なにかもやしと関係があるのか、
1巻の表紙からはそれ以上何も想像できませんでしたが、
農大を舞台に、菌類が何故か見えてしまう新入生の主人公やその幼なじみ、
変な大学教授に院生、その他変わった学生数人を中心に繰り広げられるお話でした。
たまたま、タイムリーなことに、世界中の変なものを食べてみることで有名な学者さんの、
小泉武夫氏の発酵に関する本、
を読み進んでいて、漫画に出てくる内容と上手く絡み合って私には漫画も本もより楽しむ
ことができているのでした。
小泉さんの本は、味噌づくりをしようと思った私なので、古本屋で
たまたま見かけた時に、ついつい買ってしまったものですが、
難しすぎず、案外読みやすい内容なので、楽しく発酵について学ぶことが出来ます。
世界で一番臭い食べ物として紹介されていた、スウェーデンの「シュール・ストレンミング」
という魚の缶詰は、くさやもまったく歯が立たないほどダントツで臭い食べ物だそうで、
缶がガスでふくれあがっている写真は驚きでした。
そして、それが『もやしもん』でも出てきていたので、あー、知ってる~と思ってより楽しかった。
『もやしもん』では、主人公視点で描かれる時には、ちっちゃい菌達がわらわらと
コマの中を占領しています。それらが可愛く、「かもすぞ、かもすぞ」
等としゃべっているのが面白い。そして、読むついでにためになるのも魅力的。
また、欄外も雑誌掲載時のままなのか、沢山描いてあってお得感があります。
春には3巻が出る予定なので、今から楽しみです。
是非是非オススメの一作です。
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