『ニコイチ』 [漫画の棚]
最近、3巻目が出ました。
人に推してるマンガだ、と勧められたため、
読んでみました。
『ハレグゥ』とか『アストロベリー』とか、後は秋田書店でも
作品描いてますね、金田一さん。
この作品も、表紙みただけじゃ、よく内容がわからんのですが、
意外や意外、なかなかおもろかったなぁ。
ニコイチ、という言葉自体の意味をよく知らなかったので、
そういうことになったのですが、いろんな個体からの部品の寄せ集めで、
一つのものを修理して仕上げるような意味なんですな。
そう理解したら、このタイトルもなるほろ~と思えてきます。
以下、内容に触れます。
学生当時つきあっていた、天涯孤独の相手が事故で死んで、
残された赤ん坊の引き取り手がいないから、施設~というところで、ちょっと待った、
オレが育てる、と言い出した、主人公須田真琴くん。
ところが、その赤ん坊が懐かなくて、ママ、ママ、というもんだから、
ママの格好=女装をしてなんとかしのぎ、早数年。
今は立派な会社員。子供は立派にマザコン気味に。
それほど、彼の女装は板に付いていて、地味な素の自分より、
人に好かれるのが玉に傷。
さて、心は男の彼が最近気になっているのが、
電車で乗り合わせる一人の女の子。
その子とあ~なって、こ~なって、話はおもしろおかしく、
しかし主人公にとっては、八方ふさがり気味に展開していくのが、
この作品のポイント。
気の短い人は、あーっ、真琴の性格がうっとーしー、
と思うかも知れませんが、それでは話がなりたたんので、ご愛敬。
後は読んでみてのお楽しみです。
コメント 0