『からっと!』2巻、これにて完結。 [漫画の棚]
先日、やっと、3年ぶりに、2巻目が出ました。
この作家さんは、他を読んだことがありませんが、この漫画はお勧めです。
ただただ、笑いたい人に、そして、2巻位がちょうどいい人にお勧めです。
最後は少し、いい話的にもっていってフィナーレ、とかだと普通の漫画になってしまうのですが、
この作品はそうではありませんでした。最後まで笑いを詰め込んでいて、満足させられました。
ここまで徹底していると、小気味いいです。
短い話の中に、延々と延々と細かい笑いどころを用意し、その笑いが合えばずっと楽しい。
きれいな絵なのに、コメディ。
美しい女王様にも、かわいらしい見た目の子供たちでも、どこかに潜むブラック感。
みんながみんな、ふざけている。女王様も、3人なのに四天王な人たちも。
とある魔法の国の女王選抜のため、選ばれた二人の女の子、でも友達。
自分達が争うのが嫌だからって、一般中学生の二人に託しちゃった。
ここで、らららららー、るるるるるー、とおとめチックに話が展開すれば、それは、
『りぼん』『なかよし』『ちゃお』の世界。
アニメ化され、コンパクトとかコスチュームがおもちゃになり、ちびっこたちの人気者。
ところが、そういかないのが、この『からっと!』なのでした。
託されちゃった主人公の中学女子が唱える魔法のことばは「肉うどん」、「皿うどん」。
女子以上に乙女チックな中学男子がもう一人の託されちゃった側。
彼のきゃぴきゃぴぶりも楽しい。
まずは、一読。
某古本店では1巻目が100円コーナーに結構見かけるのです。
新本を買っても損した、と思わないと思いますが。
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