柳家さん生による落語『笑の大学』 [三谷幸喜]
東京かわら版を買っていたおかげで、
昨日の柳家さん生さんの会をしり、
行くことができました。
どこかのコメントで三谷氏がロシアでも芝居になったし、
落語にもなった、といっていたのを見て、
「何時の間に落語まで?」と思っていた、
『笑の大学』。1日限りのさん生氏による落語再演を
ききに行ってまいりました。
ラジオドラマ、舞台、海外での翻訳舞台、映画、そして
落語、あらゆる形で演じられた『笑の大学』。
未見の方は、まず舞台版をオススメします。
DVDはパルコのショップで買えます。
ま、一番手軽なのは、映画のDVDをレンタル、ですね。
さて、今回の独演会、
場所は千石の三百人劇場。老朽化のため、
閉館が決まっているとのことで、貴重な訪問となりました。
舞台版の向坂と椿のやりとりを
ベースとしていましたが、落語としてのお楽しみは、
向坂や椿が検閲室を離れた、自宅や劇場での場面でした。
さん生氏の解釈に基づくつくりで、
笑いも多く、楽しめました。
検閲室に当たる場面の時は中央に座って、
向坂家の様子は舞台向かって左の座布団、
劇場での椿たちの様子は向かって右の座布団へ
移動しての語り。これはなるほど、と思いました。
何度となくこの舞台を観ている私は、ハナシの展開を
知りすぎているので、三谷さんの作った部分では、
舞台版とは違うテンポだったからか、何なのか
若干眠気をもよおしてしましましたが、落語オリジナルの
部分は楽しかった。
お年をめしたかたも、バリバリ笑っていました。
とにかく一人で2時間話し尽くせるのは大変なことです。
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