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舞台『12人の優しい日本人』感想。 [三谷幸喜]

12月15日の夜公演で、観てきました。
その日のうちにブログをアップしようと思いつつ、
全然記事作成に向かわずじまい。
『なにわバタフライ』を観た後、ちょっと映画の『12人~』を観賞後、
『M-1グランプリ』が始まったので、ご飯の用意をしつつそれをみはじめました。
そうこうしているうちに、夜中になって、あ~ブログに~と思い、
久しぶりに書きまくっています。
観劇後の感想。
かなりの回数、映画の『12人~』を鑑賞しているわたしですが、
それでも、それなりに楽しかったです。
実は、話の流れもよく知っているし、たとえ三谷氏の作品でも、
ちゃんと楽しく観られるか心配な部分はありました。
しかしながら、東京サンシャインボーイズの『12人~』と、
中原俊監督の『12人~』と違う、今年ならではの『12人~』が楽しめたという点で、
楽しく観劇出来たのは事実です。以下ネタバレあり。


時事ネタいっぱいで、とても楽しかった。
こういうのを盛り込むことができるのは、舞台ならではですね。
*鳴門大橋ネタが、愛知博のマンモスネタに。
映画ではない導入部分での話。
*若花田、貴花田が琴欧州ネタに。
*ミロ→ヤクルト→ミロ。
出前の時、東京サンシャインボーイズの時にミロだったのが、映画ではヤクルトに
変わっていましたが、今回また確かミロに。
*ポパイ→ダヨーンのおじさん→姉歯氏に。
これがかなりうけていましたが、6号がラクガキをしている場面で、
何をラクガキしているか、という時に「姉歯を描いていると落ち着くんだよ」というところで
かなり大ウケしていました。これは今この時期だからこそ受けるネタです。

簡単にいうとこんな風に「今だからネタ」がちりばめられていて面白かった。
もちろんこういう部分以外にも、それぞれの役者さんに合わせた口調だったり、
間の取り方や、台詞だったりして、色々かなり変わっていてすごく新鮮でした。
開演前に舞台の側まで降りていって、観察した時に、この小さいイスは、
だれが座るか、と思っていて、やっぱりぬっくん(温水氏)かね~と話していたら、
やっぱりそうだったのも面白かった。
浅野さんの体の柔らかさ、意外にキャラが濃かった堀内さん。
山ちゃんはやっぱり声がかっこいいからか、舞台でもすごく映えるな~と思ったし、
小日向さんの9号も映画よりもちょっとコミカルな感じがしました。

残念だったのが、舞台の中心ではなく、端で細かく演技をしている役者さんが、
角度的に見渡しきれず、笑いどころを逃してしまった時があったかなぁということです。

三谷氏の最近の脚本掲載嫌い傾向は、『オケピ!』でのコメントしかり、
『川、いつか海へ』のシナリオ掲載も三谷氏部分だけ載っていない点をみても
明らかではありますが、映画の脚本は月刊『シナリオ』に、
東京サンシャインボーイズの上演台本は、
『しんげき』に掲載されています。図書館に行けば、今でも読むことができるでしょう。
映画の方に関しては企画じんのひろあき氏X三谷氏の対談も載っているので、記事としては
興味深く読むことができるかも。


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